物件明細書を見る

3点セットと呼ばれる不動産競売の資料の中の一つで、占有者の有無や対象不動産の権利関係が記載されていますので、もし、落札した後、占有者や借受人とのトラブルになりそうかどうかが分かる重要な資料です。

『売却により成立する法定地上権の概要』とは

土地と建物が同じ所有者ではない場合で今回競売で購入したいと思っているのが建物であった場合、購入後、建物の所有権は手に入りますが、土地の所有権は別の人のままです。この欄で法定地上権が設定されているのであれば、その土地を利用することができます。土地と建物を一緒に購入するのであれば気にしなくてもよいことですが、所有者が別々になるのであればしっかりと確認しておくべき欄です。

『買受人が負担することとなる他人の権利』とは

これは購入後も買受人が引き受けなければいけない権利が書いてあります。例えば、「上記賃借権は最先の賃借権である」などと記載がある場合、対象の不動産に賃貸料を支払って住んでいる住人がいて、競売で購入後所有権を取得してもその住人に出て行けなどとは言えません。そのため、自分の住居用として購入することを考えている場合は、この欄をしっかり確認しておかなければ購入後、自分は住むことができないという自体になってしまいます。購入後どのように不動産を利用できるのかが決められている大事な情報です。

『物件の占有状況等に関する特記事項』とは

「現実の占有の状況及びその占有の根拠が、買受人が負担することとなる他人の権利とは認められないと裁判所が判断した内容」です。原則、購入後、引渡命令ができる相手方が記載されています。この欄の情報も購入後、占有者とのトラブルになりそうかどうか判断する重要な情報です。よく読み問題がありそうなら入札への参加は考えたほうがよいでしょう。

『その他買受けの参考となる事項』とは

この欄には、その他に買受人の参考となる事項があれば記載されています。地代の滞納あり、管理費の滞納ありなどから隣地との関係など記載事項は多岐に渡ります。対象不動産の状況を知る重要な情報となります。こちらもよく読み購入後の不動産の利用目的を果たせるかどうか判断しないといけません。